地獄は一定
歎異抄、たんにしょう。
救いがたい愚かな自己。欲望と執着を断つことができな自分。その怪物のような妄執にさいなまれつつ生きるいま現在の日々。それを地獄という。
人生の光と闇の意味
大きく喜ぶためには、
大きく悲しまなければならない。
深く泣ける人でなければ、
本当の笑いを笑うことができない。
深く絶望するものだけが、
本当の希望をつかむことができる。
明るさと暗さは相対的なもの。
どちらか片方だけ見る考え方では行き詰まる。
プラス思考と対をなして、マイナス思考という重要な世界がある。そのマイナス思考のどん底のなかからしか本当のプラス思考はつかめない。
明るい中では光は見えない。
闇の中で光は輝く。
感想1
つらい経験をした後の方が、
人生に深みが出た感覚がありましたが、
この本を読んで、その理由を得た気がします。
絶望や悲しみ、恐怖も人生を豊かにする重要な要素。
哲学
生きるノウハウ。
心の内戦
現代はかたちのうえでは平和でも、目に見えない、はるかに悲惨な心の内戦が展開されている。
感想2
私に何と言うだろう。
人の傷を癒す言葉
励ましと慰め。
励まし…がんばれ。まだ、戦う余力があるときの言葉。
慰め…もっと言えば、悲。ため息、うめき声。共感して一緒に悲しむ。魂の救済。
感想3
怖くて辛くて、救われたくて、宗教や哲学の考え方を知り、自分が心地よく生きるためのものの捉え方、考え方を探しています。
闇の有り難みを意識することで、少しは楽になるかな。