数学する人生。岡潔さんに聞きたいこと
岡潔さんに聞きたいこと。
幸せとは何か?
人生の豊かさとは何か?
心のあり方。
その答えを知りたくて対話するように呼んでみたい本。
数学する人生。
メモ
自他を超えて通い合う心の中にこそ生きる喜びがある。
自我を前面に押し出していく社会の傾向は、何としても修正されなければならない時代の誤り。
読書感想
私の幸せが何かを知りたくて、近頃、哲学や東洋思想に触れる本をよく読みます。
岡潔さんのキーワードは情緒。
自他を超えて通い合う心の中にこそ生きる喜びがある。
とも。
あぁ確かに、同志でも恋人でも心の通い合う人との時間は楽しく幸せを感じる。
心の温もり、肌の温もり。両方欲しい。
最近の私は、心の通わせ方が上手な人、もしくは、情のある人に魅かれるのかも。
誰かの心の底のあたたかさに触れたい。触れると幸せを感じる。人恋しさとは、そういうことなのかも。それがないから、今の私は芯まで淋しい。
情緒。
情緒がよく見えるようになると、自分の今の心の彩りがすぐにわかるから、イヤな心はすぐ除き捨てるようになる。
すべては『それで心が安定して、心の喜びも感じられるかどうか』の問題。
生きるとは、頰が生き生きと、日々生き甲斐を感じる、情緒が生きている。
情の彩りが情緒。
知、情、意、感覚の広義の情の全面にわたる。
日本の高い無形の文化。
情。
日本には空気や水のようにある何か大切なもの。
心の底のあたたかさ。これがあれば、淋しいのは表面だけとなる。
日本民族は情の民族。