批判と非難は違う
生まれてから20代までは、
人を疑うことを知らず、
結果、30才になるころから
人間関係で痛い目を見るようになった。
30代の10年間は
いっぱい嫌な思いをして、つらい経験して、
40才になる頃に思ったのは、
『人をもっと疑わないといけない!』
ということ。
でも、そこに何か哀しさみたいなものは感じる。
夏目漱石のことば
夏目漱石の随想集『硝子戸の中』の33節で、書いてあったこと。
"私は悪い人を信じたくない。それから又善い人を少しでも傷つけたくない。すると私の態度も相手次第で色々に変わっていかなければならないのである。…それが、果たして相手にぴたりと合って寸部間違いのない微妙な特殊な線の上をあぶなげもなく歩いているだろうか。私の大いなる疑問は常に其所に蟠っている。"
あぁ、漱石先生でもそんな疑問を抱きながら、人と対峙していたのか。
それなら、私がうまくできないのなんて当たり前。
ユダヤ人の方の言葉
『批判と非難は違う』
日本人はその二つを混同して、批判的にものを見ることに抵抗を感じているようだが、もっと批判的にものを見るようになった方がいい。とのこと。
批判…
良いところと悪いところをはっきり見分け、評価・判定すること。
非難…
欠点や過ちなどを責めとがめること。
これらを踏まえて私は…
批判的なものの見方を身につけて、
悪い人を信じず
善い人を傷つけないように
やっていこう!
完璧にはできなくても。