なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか? 読書感想
『なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?』
最近、似たようなタイトルの本をいくつか見かけて気になりました。
そして、落合陽一さんのように
小さい頃から絵画などのアートに触れている方を見て、
音楽や絵画などへの造詣も深めながら、
文学などを学ぶことが
人材育成において良い効果がありそうだなと感じていたこともあり、
まずは一冊手にとってみました。
見方を少し変えるだけで
アートがビジネスセンスを磨くツールに変わる!
とのことです。
この本で述べられていたことは、
アートを鑑賞するときの見方。
それを実践することで、ビジネスでも役立つ自分の考えを持ち伝える力を鍛えることができる。
といった感じの内容でした。
主には、
観察力、批判的思考力、言語能力
など。
VTSの絵画鑑賞の仕方について
つぎの3つの質問を用いる。観察力、批判的思考力、言語能力などを伸ばすことが目的。
- この作品の中で、どんな出来事が起きているか?
- 作品のどこからそう思ったか?
- もっと発見はあるか?
具体的な絵画を用いた例がたくさん掲載されていたのでイメージしやすかったです。
美術館に行ってトライしてみら、
楽しそうだなと思いました。
文喫
入場料1500円で終日利用可能な本屋。
文喫。
本と出会うための本屋。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181218-00000004-ykf-soci
http://hon-hikidashi.jp/bookstore/70308/
面白そう!
生で触れないと良さが分からない
クラシック音楽って、
退屈とか、良さが分からないとか、苦手とか
思ってました。
ただ、生で本当に良い演奏を聴くと、感動して、
その曲に関しては、
テレビやCDで聴いても楽しめるようになる。
ということを体感しました。
そのうち息子たちと行きたいイベント
梅田 蔦屋
PLANETS vol.10刊行記念 宇野常寛×鈴木謙介 <ビジネス>と<サブカル>の現在
http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/12/planets-vol10.html
批判と非難は違う
生まれてから20代までは、
人を疑うことを知らず、
結果、30才になるころから
人間関係で痛い目を見るようになった。
30代の10年間は
いっぱい嫌な思いをして、つらい経験して、
40才になる頃に思ったのは、
『人をもっと疑わないといけない!』
ということ。
でも、そこに何か哀しさみたいなものは感じる。
夏目漱石のことば
夏目漱石の随想集『硝子戸の中』の33節で、書いてあったこと。
"私は悪い人を信じたくない。それから又善い人を少しでも傷つけたくない。すると私の態度も相手次第で色々に変わっていかなければならないのである。…それが、果たして相手にぴたりと合って寸部間違いのない微妙な特殊な線の上をあぶなげもなく歩いているだろうか。私の大いなる疑問は常に其所に蟠っている。"
あぁ、漱石先生でもそんな疑問を抱きながら、人と対峙していたのか。
それなら、私がうまくできないのなんて当たり前。
ユダヤ人の方の言葉
『批判と非難は違う』
日本人はその二つを混同して、批判的にものを見ることに抵抗を感じているようだが、もっと批判的にものを見るようになった方がいい。とのこと。
批判…
良いところと悪いところをはっきり見分け、評価・判定すること。
非難…
欠点や過ちなどを責めとがめること。
これらを踏まえて私は…
批判的なものの見方を身につけて、
悪い人を信じず
善い人を傷つけないように
やっていこう!
完璧にはできなくても。
学びは生きることの一部。ユダヤ人の教育
ユダヤ人にとって、学びは生きることの一部。
そして、学びとは成績ではなくて
好きなことを追求できる力
を指す。
アインシュタインをはじめとする
数々の優れた人材を輩出している背景には
そのような考え方があるのだなぁと
感じました。
「ユダヤ人にとって大事なのは、“好きなこと”を持つこと。子どもも早くから自分の好きなこと、熱中できることを持つことが奨励されます。好きなことがあれば、親は全力で肯定し、サポートします。逆に、好きなことがない人は、周囲から心配されてしまいます」
子どもが好きなことを見つければ、大成するか否かは求めずにとにかくサポートし、褒め称え、伸ばしていくのがユダヤ流。
目につく場所にさまざまな本を置く
幅広いジャンルと言語。
音楽、天文学、政治、法律、哲学、経済学、文化論、歴史、科学、小説、写真集、図鑑。
英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、フランス語、ラテン語……。
「ユダヤ人は、子どものことをとてもよく見ていて、何かに興味を示したら、その分野に関する本を与えたり、本物を体感させに博物館や美術館などへ連れて行ったりします。
“教育(エデュケーション)”という言葉は、
もともと“引き出す(エデュカーレ)”という言葉からきています。
まさにユダヤ人の親は子どもの秘めた才能を引き出すのは親の役割だと考えているのです」
一緒に食べることはエネルギーの交換
食で繋がるコミュニティ。
カラダの栄養だけでなく、
人の繋がりで心にも栄養をもらえそうな
キッチハイク。
コモンミールという食事を一緒に食べるそうです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6306068
面白いコミュニティの作り方。